◆太陽のごとくあいつは◆
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『それでは、これより抽選会を開始する!!
まずは、横浜教室のC~Aクラスの生徒!くじ引きに来なさい』
てな感じで、いよいよ明日から始まる第一予選の抽選会が開始。
『じゃぁ、Sクラスも引きに来て』
Sクラスは本当に人が少ない。
美夏と晶螺と、数人の女子が立ち上がった。
『へぇ~、こうやって決めるんだ、順番って。』
晶螺は続けた。
『一日目って1番から30番までなんでしょ?
美夏ねぇ、俺ら何番?』
『41番。
2日目くらいじゃない?』
『では次!!
東京ミキアート教室の生徒!!
クラスごとにとりにきなさぁい』
ミキアートの生徒が固まりになってワラワラと前に出始めた時、
麻美が息をきらしながら走ってやってきた。
『よかったぁ!
麻美間に合ったんだね』
『ぅ~ん…はぁはぁ…
先生ったら話長いんだもん。
抽選会は大事だ、とか言っておきながら』
麻美も列に加わり、ザワザワと番号札を持った生徒たちが騒ぐ。
すると、麻美はある人物に気づき、自分の引いた番号札を上に上げて元気に叫んだ。
『先生ー!!わたし4番引いちゃったぁ♪』