◆太陽のごとくあいつは◆
夢を見た。
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『ねぇねぇ、美夏おねえちゃん、
今日は何して遊ぶのー?』
『喜美ちゃんおままごとやりたいなーあ!』
そこにはなぜか、
5,6歳の頃の美夏がいて、
5人くらいの幼い子供に
囲まれ笑っていた。
ぇ……?
この公園…見たことある…
『じゃーぁねぇ…
お姫様ごっこはどーだっ!!
やる人、この指とーまれっ♪』
幼い美夏は人差し指を突き出す。
『僕やるー♪』
『ミヨちゃんもやるー』
『喜美ちゃんお姫様やりたぁぃ』
その一本の指にぞくぞくと子供が集まる。
『じゃぁ、喜美ちゃんがお姫様ね♪
王子様やりたいひと手ぇ上げt…』
すると美夏の言葉を遮る声が背後から聞こえた。