◆太陽のごとくあいつは◆



『…美夏ね…ぇ
-----美夏ねぇ…』


『………?』




『…なんかすんな…

化粧なんかして…あいつのとこ行くなよ…!!』



『ぁっ…あ…』




美夏の足がグラつき、


晶螺はそのまま美夏もろとも床に倒れこんだ。




ドサッ…




少しの沈黙があり、晶螺が顔をあげる。


彼の髪の香りが美夏の鼻をくすぐった。




彼の顔を見上げると、悲しく切ない、なんとも言えない辛そうな表情をして美夏を見下ろしていた。




晶螺の顔が近づいてきて、美夏は目をつぶった。




美夏の唇に晶螺の唇が重なる。



『ん……』



美夏の口から漏れた甘い声を聞いてしまった晶螺は、やるせなくなり、


美夏の口内に自分の舌を侵入させた。



と同時にキスが激しくなる。




『ん…んんっ…』




美夏はいつの間にか抵抗することなく、そのキスを受け入れていた。



『んっ…はぁっ』





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