天国に近い場所
「アハハ」


龍美が、私の口のまわりを見て笑っている…

鏡を見なくてもわかる。

私の口のまわりは、チョコのアイスでべっちょりだ…




「何すんのっ!」




べちょっ


私も仕返しして、龍美の口に無理矢理自分のアイスをつけた。





「テメェ、仕返しすんなよ!」


龍美も口のまわりがアイスでべっちょりになった。





「ふんっ」


私は口のまわりを拭きながら、龍美にべーと舌を出した。



なんだかんだ言って…龍美といると楽しい。

悔しいけど…
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