天国に近い場所
「離して!」


縛られた手足を、バタバタ動かす。






「うるせーって言ってんだろうがっ!」



ガッシャーン!





「っっ!!」



リーダー的な男が、近くにあったビール瓶を壁に叩きつけた。

ビール瓶は真っ二つに割れ、その破片を私に近づけてくる…





「大声を出さなければ‥殺さない。でも大声を出せば………」

「…………っ!!」


ぎ……り……





男が近づけてきたビールの瓶を、私の頬に当て傷を付けた。

私の頬から血が流れているのがわかる‥






「こうなるよ♪」



男はニヤリと笑う。
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