天国に近い場所
「許さねえ」


龍美はそう言って、私に手を近づけて来る……





う…

デコピンされるっ


私は目をつむった。




ふわ‥



??


ゆっくり目を開けると‥私は龍美に抱きしめられていた……






「龍‥美……?」

「来んの遅れてごめんな。怖かったろ………ごめん」



じわ‥


龍美は、私の背中を優しく摩ってくれていた。






「……うぅっ……っ…」


さっきの恐怖を思い出し‥涙がボロボロ流れてくる。
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