天国に近い場所
「けつ痛くないか?」

「うん、平気」


今日の龍美は、何故だか気持ち悪いくらい優しい。


まあいつも、なんだかんだ優しいけど…









「・・・」

「・・・」



しーん…



「な、何かしゃべってよ…」


この沈黙に耐えられなくなった私。






「ああ、悪い。なんか今日は調子狂う…」


私だって…

かなり緊張するよ…





「お前がこんなに浴衣似合うなんて、思ってなかったよ」

「褒めないでよ。気持ち悪いな…」




何コレ…

いつもの会話じゃないよ。
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