天国に近い場所
「本当に大丈夫?子供だけで危なくない?」


私は少し心配になった。





「大丈夫だよ!さっき良樹くんと一緒に住んでる人と会ったし、多分その人も付き添うだろうから」


夏莉は、焼きそばを食べながら言った。


「ならいいけど…」









「でもさ…こうやって外にいるって、なんか青春ぽくない?」


夏莉が、ラムネの蓋を開けながら私たちに言った。






「青春?」


龍美は頭の上に?マークをつけているみたいだった。







「そう!なんか、恋愛の話とかしたくなるよね」


夏莉は遠くを見ながら、目をキラキラと輝かせる。
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