天国に近い場所
「その服を、俺以外の誰に見せようとしてんだ?」

「ヒィっ……」


龍美は恐い顔をして、ジロッと私を睨んだ。





「う、うえに何か羽織ります…」

「そうしな」


私は渋々、クローゼットから適当に羽織れる服を出した。


そして泣く泣くうえに服を羽織り、私と龍美は買い物に出掛けることにした。












……………
………




「龍美龍美。コレなんてどう?」


買い物へ、中心地の一番賑わっている場所へやってきた私と龍美。

まずは健太郎くんの“誕生日プレゼント”から、探すことになった。


私はおもちゃ屋で、カワイイキャラクターのぬいぐるみを見つけ、龍美に見せた。
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