天国に近い場所
「なにがいいかな…」


龍美はおもちゃ屋を、キョロキョロ見渡した。




私もプレゼント見つけなくちゃ!

“身につけられるモノ”かぁ。

なんか気の利いたものあるのかな…?






「お!」


ふと、店内を見渡すと…私の目にある商品に目が止まった。






「龍美〜ちょっと来て!」

「なんかいいのあった?」


龍美に手招きをすると、龍美は私の所まで走って来る。







「コレなんてどうかな?」


目に止まった商品は、子供用の“腕時計”だった。

その腕時計は、健太郎くんが好きだと言っていた、“戦隊ヒーロー”がプリントされている。
< 220 / 787 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop