天国に近い場所
「わーい、見て見て!カッコイイでしょ!?」


つけたばかりの腕時計を、私たちに見せびらかす健太郎くん。

あんなに喜んでくれるとは思ってなかったので、私はすごく嬉しかった…




「早く飯食わねえと、冷めちゃうぜ」


龍美がテーブルに並べられた料理を見て、呟いた。





「そうだね。今日は健太郎くんが好きな物ばっかりだよ?いっぱい食べなねー」


「ハーイ!いただきま〜す!」


健太郎くんの声と共に、私たちは料理を食べることにした。




健太郎くんはいつもより、料理をたくさん食べてくれて、少し作り過ぎてしまったと思ったが…

私が作った料理は、全てきれいに無くなった。
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