天国に近い場所
「なんか会話が弾んでたみたいだけど…」



えっ!

もしかして…聞かれてた!?




「い、いや。今日はパーティー楽しかったねっていう話しを…」

「そ、そう!健太郎くん、すごく喜んでたしさ…」


私と夏莉は頑張って話しを作り、ごまかした。





「ふーん。まあ、いいけどさ…」


そう言って龍美はリビングのソファーに座り、テレビを観始めた。




フゥー


夏莉と顔を見合わし、ホッとする…





パタン


「お風呂あがったよ〜♪」


ドアが閉まる音に目を向けると、健太郎くんと正樹さんがお風呂から出て来たみたいだった。
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