天国に近い場所
目の前には…軽トラのトラック。

そのトラックが、今にも私に突っ込もうとしている。


何故かそれがスローモーションに見えた。



トラックのライトが凄く眩しくて、目があまり開けられない…

体も動かない…



そして…









ズドーーーーーンっっっ




キキーッ











「キャーーーー!」


「誰か救急車っ!」


「女の子がトラックにひかれたぞ!」




知らない人の声が聞こえる…




私、今日誕生日なのに…

お姉ちゃんが家で待ってるのに…

行かなくちゃ…




早く‥ 帰らな‥








私はそのまま気を失った。

< 24 / 787 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop