天国に近い場所
「さっきから、ここがバクバクいうんだ。なんでだろう?」



え。ココって…………




健太郎くんは、心臓を手で押さえながら言った‥


龍美と夏莉も、驚きを隠せない様子。私も食器を洗う手が止まり、頭が真っ白になった…





「健太郎くんっ、それって……」

「志乃!」





私が言おうと思った言葉を、龍美が止める様に遮る‥

ちらっと龍美を見ると‥龍美は歯を食いしばりながら、首を横に振っていた。





「まさき〜。ボクもう眠い‥」


健太郎くんが、正樹さんの元へ走っていく。




「…もう寝るか?」


「ウン…」
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