天国に近い場所
「Cか♪」

「ニヤニヤしないでよっ」


ニヤついている龍美の腕を、パシッと叩いた。






「…楽しみだな」


そしてまた龍美は、ニヤリと笑った。


私は再び龍美の腕をバシバシ叩きながら、二人で一階に続く階段をおりた。







「あら。楽しそうですね、お二人さん」



一階のリビングに行くと、正樹さんがソファーに寝転がりながら私と龍美をニヤニヤしながら見ている。






「正樹。見ろよ!志乃からの誕生日プレゼント♪」


龍美は正樹さんに近寄り、足首に付けたミサンガを正樹さんに自慢げに見せた。
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