天国に近い場所
本当は、ケーキとごちそうを作ってお祝いしたかったけど…


『22(歳)にもなって、そんなのいらねえ』

って龍美に言われてしまい、(涙)

“夜遊び”に行くことになったのだ。



4人で夜の静まり返った道を歩く…

今日はなんだか、少し蒸し暑い夜。

体がベタベタして…早くエアコンの効いた店に入りたい。





「あっちぃ。風が全然ねぇな」


龍美と正樹さんは、私と夏莉の前で服をパタパタさせながら歩いている。





「ねぇねぇ。夜、遊びに行くなんて初めてだよね♪」


夏莉が私の隣で、ワクワクしたような笑みを浮かべた。
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