天国に近い場所

「まだ寝たくないな…」



自分でも驚く程の言葉。

しかし、これが今の私の“本音”だった。




パチ…


龍美が消した電気をまたつけた。






「なにそれ。すごく期待しちゃうんですけど…」


龍美がニヤニヤしながら、私を見つめている。





「す、すれば!」

「!」


龍美は驚いている様子。





「期待してもいい…よ」



布団で顔を隠した。


私‥どうしちゃったんだろ?

これじゃ、自分からHを誘ってるみたいじゃない…





「志乃」


龍美が、私が被った布団を剥ぎ取る。
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