天国に近い場所
ん……?


ふと、ドレッサーの上に置かれた物が目に入る。

そこにはさっき私が部屋のドアの前に置いた夕飯と、一枚の紙が置いてあった。

夕飯は全てキレイに食べ終わっていて、お皿だけが置いてある状態だ。




この紙なんだろう…



ゆっくりと手をのばし、二つ折りになっている紙を開いてみた。






「・・・」













「…っ!りゅ、龍美!龍美ーー!」







私はその紙を持ち、部屋を飛び出した。

その紙には…夏莉が私に宛てた手紙が書かれていたのだ。

初めて友達から貰った手紙は…悲しい便りだったけど……
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