天国に近い場所
「それに毎回約束してるだろ?俺が夏莉にも絶対会わせてやるって」

「うん、わかってる。ありがとう、龍美」




さっきは大泣きしちゃったけど…

もう大丈夫。


夏莉が言うように‥

私も、またみんなに会えるって、信じてるから…






「ま。これで元気出してくれよ」



むぎゅっ



「なっ…」


龍美がタバコを口にくわえたと思ったら…うしろから、私の体を両手で触ってくる。





「…柔らけえ」

「な、なにすんのっ!」




バッチーン!



「いってえ!んだよ、殴ることねえだろ!」



夏莉…

現実の世界で待っててね。
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