天国に近い場所
ゆっくり…

後ろを振り返ってみる…




「わぁ‥」



それは‥

以前にも見た事がある景色。


水平線には夕日が沈み、微かにまだオレンジ色が残っている…

そして、その夕日の上には‥数え切れない星の数。

まるで絵のような景色。





「やっぱり‥キレイ……」

「最近これ見てなかったから…お前と見たくなってさ」



そうだったんだ…


この景色を初めて見た日。

私は、まだこの世界に来たばかりだった‥

それに龍美のことも、まだ好きじゃなかったんだよね……


あの頃に比べたら‥

私と龍美は、変わってしまったかもしれないど…


この景色は変わらないな。
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