天国に近い場所
「どこって…自分の部屋で着替えてただけだよ」


そう言って龍美はドアを閉めベットに潜り込み、私を寝かし腕枕をした。





「ねえ…龍美は、あとどれくらいで消えちゃうの?」

「‥2時間」




2時間…

もうすぐじゃん…







「志乃」

「ん?………っ」


龍美は私にキスをした。





「ごめん、もう1回いい?」

「えっ…」


龍美は少し思い詰めたような顔をして、着ている服を脱ぐ。






「お前の肌を‥忘れたくない…」

「龍美…」
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