天国に近い場所
「アハハ。私は何でもわかりますよ?この世界では神ですからね…」


そう言って、優しい顔をする辰夫おじいちゃん。





神様って…すごいんだな〜





「辰夫おじいちゃん、パイプオルガン弾けるの?」

「え…ええ。弾けますけど…」

「よかったら‥聴かせてもらえませんか?前にここに来た時から、ずっと気になってて‥一度聴きたいなって思ってたんです」


辰夫おじいちゃんは一瞬ちょっと止まっていたが、すぐにニッコリと笑って、楽譜を開いた。
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