天国に近い場所
私がそう言うと、辰夫おじいちゃんは微笑みを見せた。





「きっと‥きっとまた、龍美に会えます。あなた達には‥不幸は似合いません…」


辰夫おじいちゃんはニッコリと笑って、私にそう言ってくれた。


「ありがとう‥辰夫おじいちゃん。ありがとう……」



辰夫おじいちゃんが言うと‥

まるで願いが叶いそうな‥そんな気がしてくる……



やっぱり、神様ってすごいな………







「それと‥これは、私からのプレゼントです…」




トン


辰夫おじいちゃんが、私のおでこを指で突く。
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