天国に近い場所
「あ‥」


私の耳には‥龍美とお揃いのダイヤのピアスが、キラキラ光っていた。






「よか…った……」



私の目から、ボロボロと涙が出て来る…





「どうしたの…?」


お姉ちゃんが、私の背中を摩る。






夢じゃなかった……


龍美は‥

ちゃんと存在するんだ……




私はそのピアスを指で触り、龍美との思い出を思い出していた‥





龍美‥


私、帰って来たよ‥



龍美も、このピアスをしてる?

確かめたいよ‥





会いたいよ‥


龍美…
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