天国に近い場所
「ああ、それ?掃除の感想書かないといけないやつでしょ?確かに、ダルいよね」

「ホント〜掃除の感想なんて『キレイに出来ました』以外なくない?あたしは、早く志乃とカラオケ行きたいのにさ~」


夏莉は口を尖らせている。






「カラオケ久々だな♪夏莉の十八番ってなに~?」

「・・・・!」



夏莉は返事をせず、その場に立ち止まっていた…





「夏莉…どうしたの?」

「……ま‥さき…?」


夏莉は目を見開いて、真っすぐ前を見つめていた。






「え…」


ゆっくりと…前を見てみる。
< 426 / 787 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop