天国に近い場所
「見かけなかったかな?背が高くて、眼鏡で、男前の奴なんだが……」



やっぱり、間違いない!

正樹さんのことだ…




「そ、その人なら……さっきすれ違って‥階段を降りて行きましたよ」

「おお、そうか!ありがとう!じゃあな、気をつけて帰ろよ」

「はい!さ、さようなら」



先生は急ぎ足で、階段を降りて行った。





先生…

嘘ついてゴメンナサイ(汗)


でも、許してね。




私は資料室の前に座り、膝を抱え二人を待つことにした。




誰か来たら大変だもんね‥

私がココで見張らなきゃっ
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