天国に近い場所
「志乃ちゃん‥久しぶり」


夏莉の後から、正樹さんが資料室から出て来る。




「あ、うん。良かったね……夏莉と会えて…」

「ああ‥」


正樹さんは優しく微笑んだ。





「ハ、そういえば!正樹さん教育実習生なんだよね?こんなとこ見られたらマズイんじゃ……」

「うん‥結構マズイ(汗)」


正樹さんは、キョロキョロと周りを見て言った。




「と、とりあえず、二人とも家にきなよ!今日は、お姉ちゃん遅くなるって言ってたし…家でゆっくり話そう?」

「‥そうか?悪いな志乃ちゃん。でも、3人でこの辺歩くのもマズイな…」
< 433 / 787 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop