天国に近い場所

キョーダイ?

キョロキョロ…


龍美と玄関で抱き合ってキスしたあと、龍美は私を部屋に入れてくれた。

さっきは部屋の電気つけてなくて、気付かなかったけど……龍美の部屋は広くて、キレイに片付けられていた。

私はリビングのソファーに座りながら、部屋をキョロキョロと見渡している。



なにここ…ホテル?


テレビもでっかいし…

キッチンも広いし………



龍美って、何の仕事してんだろ‥?





「ん」




龍美が私に、紅茶の入ったマグカップを差し出す。




「あ、ありがとう……」


私がマグカップを受け取ると、龍美は私の隣に座り、缶ビールをプシュッと開けた。
< 479 / 787 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop