天国に近い場所
「うん!辰夫おじいちゃんが『プレゼント』だって言って、私のおでこを指でトンって突いたら、一時間後に現実に戻ってきたの…」

「……なんだそれ。志乃にだけ“えこひいき”じゃねえか?」

「そうなのかな?辰夫おじいちゃんが龍美に『よろしく』って伝えてだって…」

「‥ったく。辰夫のオッサンも、よくわかんねえな。いつもはボケッとしたじいちゃんのくせに…謎だ」



あははは(汗)






「ところで…」

「ん?……!」



龍美は急にいやらしい顔をして、私に近づいて来る。





「お前の体が変わりないか、確認してやるよ」
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