天国に近い場所
夏莉?


「昨日お前から連絡なかったから、心配してたんだって。で、今から正樹と家に来るってさ…」

「え、ホント!?」

「うん。電話の相手が俺だってわかった時、夏莉の奴泣いてたよ(笑)お前のこと、相当心配してたんだな…」


龍美は優しく笑いながら、私の頭を撫でて言った。



そっか‥私…

昨日、まさか龍美に会うなんて思わなかったから…

夏莉に連絡するの忘れてた。




あとで来たら、

ちゃんと謝らなくちゃ………


私は夏莉たちが来るまでずっと時計をチラチラ気にして、夏莉が早く来ないかなってそわそわしていた。
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