天国に近い場所
「そーいえば。お前の制服姿って、久々見たな」


龍美が私の膝の上に、ゴロンと頭を乗せてくる。




「そういえばそうだね。龍美と初めて会った時、私制服着てたもんね」

「お前、制服似合わねえな(笑)」



うっ…


「やっぱり?お姉ちゃんにもよく『それコスプレ?』とか言われるんだよね(汗)」

「ハハ、確かに。完全に着せられてたよな。お前は顔が大人っぽいから、制服似合わないんだよ」


そう言ってケラケラ笑いながら、龍美は私のお腹に顔を埋める。




「私って…そんなに顔老けてる…??」
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