天国に近い場所
「大人っぽいって言えよ(汗)でも、お前の姉ちゃんも大人っぽい顔してるよな。学生ん時は、やっぱり制服似合わなかったのかな?」

「ん―どうだろうね?前にお姉ちゃんの高校の卒アル見たけど‥それなりに着こなしてた気がするな〜」

「フーン。お前と姉ちゃん顔似てるのにな。声が低いとことかも似てるし。ま、話し方が違うから、俺は電話とかでも間違えないけど…」


龍美はそう言って起き上がり、灰皿にタバコの火を消した。




「え!やっぱり私、声低いかな?」

「‥高くはないんじゃね?」
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