天国に近い場所
ガーン。


「私、顔も可愛くないし、声も低いし……全然女っぽいとこないじゃん」


おまけに、女にしては背高いし…




「そうか?俺はお前みたいに大人っぽくて、かっこいい女の方がタイプだけどな」


!?


そう言って龍美は私の腕を引っ張り、後ろからギュッと抱き着いた。



かっこいいって‥?



「何?照れてんの?」

「て、照れてないよっ」

「嘘つけ」


龍美は私の髪をとかすように、手で触ってくる。





どうして龍美は、

私なんかを好きなんだろう‥
< 554 / 787 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop