天国に近い場所
龍美が病室に入って来る亮ちゃんに、ピースサインをした。




「この、バカ龍美!心配かけやがって………」


亮ちゃんが龍美を睨む。




「しょうがねえだろ。志乃を守ったんだから、それに免じて今回は許してくれよ。あと僕のことクビにしないでね、社長(汗)」

「……まーな‥志乃ちゃんが無傷でホントよかったよ………」


亮ちゃんは安心したように、椅子に腰掛けた。


その亮ちゃんの言葉に……

また泣きそうになってしまう‥




「‥とりあえず……今日はもう面会時間過ぎてるから、明日お前の着替えとか持って来るよ。俺らもそろそろ帰らねぇと……」
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