天国に近い場所
龍美は私を抱きしめ、頭を撫でながら言った。



「…龍美も言ってね?不安になったら…」


「うん、言う〜」


私‥ほんとバカだ………


さっき‥

『龍美にとって、私はヤりたいだけの女なのかも』なんて‥

ちょっとでも思った私は……


本当バカ……



自分が‥すごく小さくて……

すごくすごく‥


汚くみえた………





龍美はいつも、私に真っすぐぶつかってきてくれるのに‥


私はいっつも‥

寄り道ばっかして……


勝手に一人で

不安になってるだけ…
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