天国に近い場所
龍美はワクワクしながら、私に笑顔を向けている。


・・・・。



「あのさ‥怒らないで聞いて?」

「ん?」

「私…やっぱり誕生日プレゼントいらない……」

「ハ?なっ(怒)………ななな、なんでですか?」


…………(汗)

龍美は怒りそうになった自分を抑え、無理矢理笑顔を作って言う。





「だって私・・龍美が助かってくれて、それだけで嬉しいもん。龍美がいれば、欲しいものなんてなにもないよ……」

「!」

「だ‥だからさ……私っ‥ン」



言い終わる前に、龍美が私の唇をキスで塞ぐ。
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