天国に近い場所
ゆっくり唇を離す龍美。そして…


ニコリ。



ビクッ!


龍美は私に満面の笑みを向け、私を見つめたあと、私をギュッと抱きしめ、私にすりすりと体をすりつけてくる。




「俺が退院したら、どっか行こっか?」

「!」

「〇ィズニー〇ンドにでも行く?前にクソ兄貴が言ってたじゃん。チケットとホテル代出してくれるって♪」

「〇ィズニー〇ンド?行きたい!ミッ〇ーと写真を撮りたいっ」

「……ガキ。じゃ、決まりだな」

「やった、楽しみ〜♪早く退院できるといいね」
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