天国に近い場所
「あ?」


龍美が振り返る。




「私もお土産代出すよ」

「いいよ、別に」

「よくないよ!教えてよ、私も出す!」


龍美の服を引っ張る。





「いらねえって(汗)いちいち気にすんな」

「嫌だっ!!教えてっ」

「お前、言う事聞かねえとここで侵すぞ」


龍美はわざと怖い顔をする。





「勝手に侵せばいいでしょ!教えてくんないんだったら、私帰らないからっ」

「あたしも!」


私と夏莉は子供みたいに、その場にしゃがみ込む。






龍美はイライラしているオーラを出し、正樹さんは完全に疲れていた。
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