天国に近い場所
「あ、はい。今出ます〜」


電話機を耳から離し元に戻す。






「龍美、宅急……!」


キッチンにいる龍美が、私にハンコを投げた。




準備いいな。


私はハンコを持ち、玄関の鍵を開けた。





ガチャ



「どうも〜〇〇宅急便です!」

「ご苦労さ……まっ!!?」



玄関のドアを開け、私は宅急便のお兄さんが抱えているものを見て、びっくりしてしまう私。

お兄さんは、小学校高学年くらいの子供くらいはあるだろう、でっかい〇ッキーのぬいぐるみを抱えていた。
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