天国に近い場所
「あのさ、ちょっと聞いて欲しいんだけど………」





正樹さんが、少し畏まったように龍美に言う。




「俺、健太郎が見つかったら…健太郎を預かろうと思うんだけど」



っ!!

今‥なんて……



「…何言ってんだよ?」

「いや、だから。健太郎と一緒に暮らそうかって‥思ってる…」


正樹さんの発言に龍美は、驚きを隠せない様子‥



ちらっと夏莉を見ると……

夏莉は少し顔を曇らせて、ソファーに座りながら俯いていた。



夏莉………?




「暮らすって…?(汗)」
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