天国に近い場所
……………!


「……龍美‥」

「だけど俺ら男は、好きな女を自分の物にしたくてしょうがない生き物なんだよ。だからキスしたり、抱いたり、『好きだ』って言葉を並べたりして…ちょっとでも自分の物になったような気になって安心するんだよ」


龍美はタバコの火を消す。




「……龍」

「だけどそれは‥女だって同じだ」


正樹さんが話そうとすると、龍美が話しを割る。




「え…」

「俺らが女を抱いたりすればする程・・女は安心する生き物だよ。『自分は愛されてるんだ』って思うんだよ…」
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