天国に近い場所
そう思いながら、ベットから龍美を見ていると……

龍美は再びベットにゴロンと横になり、私と向かい合う。


そして、電話の相手と会話しながら、私の髪を撫でてくれる…



そんな龍美に

またドキドキしてしまう私。





「ああ…………わかった‥うん。あと15分後に出るよ…はい」


携帯を耳から離し、通話ボタンを消す龍美。





15分後……?


すると龍美は起き上がり、クローゼットから着替えを出し始めた。





「……出かけるの?」



私も起き上がり、髪の毛を軽く整える。
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