天国に近い場所
自分が、汚くみえるよ…




「やあ、正樹くん。反省は終わったか?」


寝室を出ると龍美は、正樹さんにニコッと笑顔を向ける。

正樹さんと夏莉はソファーに座ってテレビを観ていた。夏莉の顔はすっきりしていて、さっきの曇った表情は消えている…




「……おかげさまで(汗)お前も機嫌良さそうだな?」

「ああ、まあね♪」


龍美はニヤリと笑いながら、私をちらっとみてきた。







恥ずかしくなり俯く私‥




「正樹。ちょっと俺出かけるから、あとはテキトーにやっといて」


そう言って財布と車のキーを、ポケットに入れる龍美。
< 750 / 787 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop