天国に近い場所
果たした約束
“健太郎‥見つかった”
龍美が言った言葉が、何度も頭をリピートする…
「み、見つかったって………ほほほ、ホントっ!?」
「ほんと」
龍美は私から体を離し、ソファーに座りポケットからタバコを出した。
「どどど、どこで!?」
龍美の体を揺する。
「お前落ち着けよ(汗)」
「いいから、教えてよっ」
「〇〇の児童養護施設」
「〇〇って…どこ?」
そんな地名知らない。
「ここから車で1時間くらいのとこ。つーか俺、さっき一足先に健太郎に会った」