天国に近い場所
「うん、またみんなで遊びに行こうね♪」


健太郎くんの頭を撫でる私。




「しのおねぇちゃん、今度電話するからねぇ♪じゃあね〜バイバイ!」


私たちに手を振り、施設の中に走って行く健太郎くん。

さっき健太郎くんに私たち4人の携帯番号を、紙に書いて渡したのだ。


私は健太郎くんの背中を見送ったあと…そっと龍美の車に乗った。











ブォオ―――ン‥



龍美がタバコをくわえながら、ハンドルを握る。

私は助手席に座り、さっき健太郎くんと夏莉と3人で撮ったプリクラを見ている。
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