天国に近い場所
龍美はタバコを片手に、私の顔の前でニッと笑う。

私の顔と龍美の顔の距離は、拳ひとつくらいだ!




「はやく」

「〜〜〜」


いや。

キスすること自体はもう慣れつつあるから、別に自分からしてもいいんだけども……

車の中で自分からキスは、まだ慣れてませーん…





「ほら」


急かないでよ、バカ龍美!



私は辺りをキョロキョロして周りに人がいないことを確認すると、龍美の頬に両手を添えて龍美をじっと見つめた…


龍美は、普段はおちゃらけキャラで、ふざけてる所あるけど…
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