聖夜の約束
「おはようございます」
営業1課に入った途端、不穏な空気を感じた。
「おはよう 松下さん」
机に向かっている工藤先輩がにっこりする。
(工藤先輩は普段と変わらない ちょっと面白がっている感じだけど・・・)
原因はすぐ判った。
工藤先輩を除く女性社員のあたしを見る冷たい目だった。
夏姫は心の中でため息を吐いた。
「お茶入れてきます」
逃げるように給湯室へ向かった。
部屋を出るとばったり長谷川 瑞樹に会ってしまう。
「松下さん おはよう 今日は朝から会えるなんてついているな」
にっこり王子様の微笑を向ける。
(この人は能天気だ それともわざと気づかない振りをしているのかな?)
「お、おはようございます」
頭を下げて言うと給湯室へ向かう。
「松下さん、今日空いているかな?」
今だけは付いて来て欲しくないのに彼は夏姫の後ろから付いて来た。
「あ、あの・・・今日は用があるんです」
誰かが入ってこないかヒヤヒヤものだ。
給湯室に2人っきりの所を誰にも見られたくない。
早く行ってくれないと心臓が止まってしまいそう。
営業1課に入った途端、不穏な空気を感じた。
「おはよう 松下さん」
机に向かっている工藤先輩がにっこりする。
(工藤先輩は普段と変わらない ちょっと面白がっている感じだけど・・・)
原因はすぐ判った。
工藤先輩を除く女性社員のあたしを見る冷たい目だった。
夏姫は心の中でため息を吐いた。
「お茶入れてきます」
逃げるように給湯室へ向かった。
部屋を出るとばったり長谷川 瑞樹に会ってしまう。
「松下さん おはよう 今日は朝から会えるなんてついているな」
にっこり王子様の微笑を向ける。
(この人は能天気だ それともわざと気づかない振りをしているのかな?)
「お、おはようございます」
頭を下げて言うと給湯室へ向かう。
「松下さん、今日空いているかな?」
今だけは付いて来て欲しくないのに彼は夏姫の後ろから付いて来た。
「あ、あの・・・今日は用があるんです」
誰かが入ってこないかヒヤヒヤものだ。
給湯室に2人っきりの所を誰にも見られたくない。
早く行ってくれないと心臓が止まってしまいそう。