聖夜の約束
「もういやっ・・・・2度とワインなんか飲まない・・・・」



聞こえてくる夏姫の愚痴。



レイはフッと笑みを漏らした。


壁に寄りかかり部屋を眺める。



(狭い部屋だな・・・・)



狭い部屋だが部屋の中はきちんと整理されていた。




しばらく経ってトイレからよろよろとふらつきながら夏姫が出て来た。


玄関に立っているレイを見てギクッと足が止まる。


「ど、どうしてここにいるの・・・?」



そう言ってから自分のひどい有様に恥ずかしくなる。



すべてを吐ききれてはいなくまだ気持ち悪い。



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