聖夜の約束
ぐっすり眠った。


また汗をかいて気持ち悪い。



(シャワー浴びよう)


夏姫は起き上がった。



起き上がって狭い部屋を見渡すとレイはいなかった。



「レイくん・・・・」


いなくなってしまって寂しさが襲ってきた。



(いなくなっちゃった・・・)


夏姫はもそっと立ち上がり、バスルームへ向かった。


熱いシャワーを浴びるとさっぱりしてきた。



もう頭痛もしない。


気分も悪くない。


(レイくんのおかげだ)


自分ひとりだったらこんなにすぐに治らなかった。


病気になると心細くなる。


(レイくんがいてくれたおかげで心細くなかった)


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