聖夜の約束
飲み終わると彼がよく行くと言うフランス料理の店へ連れて行かれた。


「かしこまらない店だし料理がおいしいんだ」


「はぁ・・・」



～～～～～～～～～～～



瑞樹が言うように南フランスの田舎料理をメインとしたお店で店内は明るい暖かな雰囲気だった。


こんなお店は夏姫にとっても初めてで注文は彼に頼んだ。


「君は素直で可愛いね」


何を頼んでよいかわからないからと言うと瑞樹はうれしそうに言った。


彼が頼んだコースはおいしかった。



前菜の生ハムから始まってプロヴァンス風の魚介類がたっぷり入ったブイヤベース、牛フィレ肉のステーキ、高そうなワインも彼は注文していた。


２日酔いだった時、もうワインは２度と飲まないって思っていたのにグラスに注がれると夏姫は飲むしかなかった。


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